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2019.03.07
こだわりが積み重なって生まれるジャックマリーマージュの特異性

ジャックマリーマージュ(JMM)はロサンゼルスにスタジオを構えるフランス人デザイナー、ジェロームマージュが手がけるアイウェアブランドです。
プロダクトデザイナーとして様々なジャンルのデザインを手がけてきた彼はベル・エポック、アールデコ、ネイティブアメリカンジュエリーやバイクカルチャーなど、自身の偏愛をデザインに落とし込むべく人生の集大成としてJMMをスタートさせました。

一切の妥協をせずに、全力で情熱を注げるプロダクトを生産するために彼が注目したのは日本の眼鏡工場です。
福井県鯖江市の眼鏡職人や製造現場と接するために何度も来日し、JMMはジェロームのアイデアを精密に具現化した、極めて純度の高いラグジュアリーアイウェアとして日の目を見ます。

限られた店舗での小ロット展開、フレームに付随するケースや眼鏡拭き、ボックスにまで徹底的にこだわってパッケージされたアイテム群は目の肥えたセレブリティやアイウェアフリークスを虜にしていきます。
JMMが世界中で圧倒的な支持を得てトップブランドに登りつめるまでに大して時間は必要ありませんでした。
今やアイウェア界の最前線で活躍しているブランドの一つにまでなっています。

当店でご用意している同ブランドの魅力なコレクションをいくつかご紹介したいと思います。

TORINO ¥60,200(税抜)
初めてJMMのアイウェアをご覧になられたお客様は少なからずその独特なムードの強さに驚かれます。
他のフレームとは異質な存在感はデザインはもちろんのこと、細部へのこだわりから生まれています。
肉厚なフロントのセル生地を多角的にカッティングしています。
内側ではブリッジに向かって深く削り込みを入れることによって重厚感を損なわずにかけ心地の良さや歪みにくさを追求しています。
芯金に施されたエンボスのラインはテンプルの表面にクリアの生地を張り合わせることによって可視化されています。
丁番をつなぎとめる三点留めのカシメピンは頭が円形ではなく複数の角が立った金平糖型になっています。
テンプルの内側には座彫りして埋め込まれたJMMのエンブレムがふっくらと隆起しておりアクセントになっています。
テンプルエンドには刻みを入れて装用時のホールド感に一役買っています。
レーザーで刻印された「和」の文字からジェローム氏の日本への親しみを感じることができます。
余談ですが、ジェローム氏は日本の蕎麦通として知られています。
テンプルの外側ではフィッティングを考慮して耳にかかるエリアが削り込まれ、段落ち加工も施されています。
眼鏡はついフロントに目が行きがちですが、テンプルにも同じくらいこだわりや魅力が詰まっているのです。

肉厚で大きく四角いフレームは他にもあります。
ただ、そのような簡単な言葉で片付けてジャンル分けできないのがJMMの製品です。
CASSADY ¥106,200(税抜)
立体的に形成された複数のチタンパーツが精密に組み合わさっています。
巨大なプレスマシンやスウェージングマシンなどを使い、幾工程も経て形成されていくチタンパーツは加工が難しいので熟練の工場でしか扱うことができません。
一般的に上質なチタン製の眼鏡は全て日本で生産されています。
内セルパーツはチタンリムから突き出てフードも兼ねた構造になっています。
汗止めパーツと併せて見事にチタンとセルが一体化しており、取ってつけたような印象がありません。
レンズに入ったオリジナルの刻印
モダンパーツの鼈甲柄から垣間見える芯金には見えようが見えまいがお構いなしに彫金が施されています。
安定の「和」印

メイクをする時にご実感されやすいかと思いますが目元は0.1mmの差で印象が大きく変わります。
アイウェアにおいてもデザイナーや生産現場では0.1mm、もしくはそれ以下の世界でのものづくりに取り組んでいます。
当店でセレクトしているどのブランドのアイウェアもこうした高い矜持を抱いて作られていますが、JMMに関しては徹頭徹尾、頭の先から爪先に至るまでジェローム氏が述べるところの情熱が細部にまで注がれており、トータルで見た時に他のフレームとは異質の存在感となって現れているのです。
私達、ワンダラスのスタッフも納品されたJMMの商品をパッケージから取り出す時には一際高揚感を感じます。

JMMにはまだ日本での取扱店舗も多くないからこそ味わえる一層のプレミアム感がございます。
ぜひ、ご来店いただきその芳醇な魅力に触れていただければと思います。