NEWS RELEASES
2022.01.10
JACQUES MARIE MAGE(ジャックマリーマージュ) LAST FRONTIER 新コレクション発売
偉大なる山々が吹き下ろす風は、
楽園より届く低い声となってあなたに語りかける。
甘い狂気がバラードのように手招きをし、
夕暮れの風に乗ってざわめく。
霜の中で喘ぎ、草葉の中で別れる。
屈託のないまばゆい青春が光の中を駆け抜け通り過ぎていく。
心が木々の呻きに耳を傾けるまで。
心が星のため息に耳を傾けるようになるまで。
獲得と喪失のゆらぎが奔放に囁く。
過ぎ去った理性の利益と代償を。
The winds descending from the great mountains
Speak to you in low voices of better Edens.
A sweet madness that beckons like a ballad
Murmuring across the evening breeze.
Until the heart listens to the groans of the trees
and the sighs of the stars as if they were Reason.
Oscillations of bounty and loss freely whisper
Of the gains and costs of the passing reason:
Panting among the frost, a parting among the leaves
Where beautiful & impartial youth run in the
light as it retreats.
The Last Frontier
生産数を大幅に絞ったリミテッドエディションにて展開する芸術性と職人技の新たな到達点。
上質なアセテート生地とスターリングシルバーをシームレスに配し、エレガンス、力強さを追求したジャックマリーマージュの新たなコレクション。
シルバーの装飾部にはネイティブ柄の一つであるチマヨ柄を彫金した真鍮の矢じりや天然色のターコイズピースを据えることで奥行きを演出。
耐キズコーティングを施したミネラルガラスレンズは比類なきクリアな視界、発色、強度を実現しています。
アメリカンフロンティアの自由な精神と日本の革新的職人技の融合によって生まれたマスターピースがあなたを手招きしています。
ターコイズの歴史
ラストフロンティアの一部のコレクションには、
テンプルエンドにスターリングシルバーで作られたサンダーバードのモチーフが施され、
天然のリアルターコイズが埋め込まれています。
また、別のモデルには斑模様のターコイズを埋め込んだミッドセンチュリーのクラシックカーを彷彿とさせる流線型の新しいサンダーバードモチーフが用いられています。
どちらのヴァージョンでも、ネバダ州にあるターコイズの一大産地、ローンマウンテン・ターコイズ鉱山で採掘されたターコイズが使用されています。
この鉱山のターコイズは、透明感のあるブルーからダークブルーにかけての発色と蜘蛛の巣状の大理石模様が特徴です。
ターコイズは世界中で非常に重要な意味を持つ半貴石で、
1万年以上前から権力者や芸術家の注目を集め、古代エジプト、中国、チベット、トルコ、
そしてラストフロンティアコレクションのインスピレーションの源であるアメリカ南西部の人々を魅了してきました。
何世紀にもわたってネイティブ・アメリカンはターコイズを交易や儀式、または砂絵やジュエリーなどの芸術作品を引き立てるために使い、大切にしてきました。
その希少性と美しさから、今もなお高い人気を誇っています。
ターコイズは、古くから健康、幸運、魔除けの石とされてきましたが、白からスカイブルー、ネイビーブルー、イエローグリーンと色が多彩なことから、
生命を宿しているかのような神秘性を持った宝石です。
実際、環境や光の加減、肌の酸性度などによって色が変化する特性があります。
また、自然界に存在する他の色を含むことも多く、黒や緑（ライモナイトの暗い膜やパイライトのインクルージョン）など、ターコイズの表情は多様であり、また美しいものです。
ツタンカーメン王のデスマスクに使われた石から、アステカやメソアメリカの美術品に至るまで、すべての作品がユニークで、その起源と技術を物語っています。
ラスト フロンティア オプティカル
あなたのオプティカルコレクションに「ラストフロンティア」の芸術性と洗練性を加えてみませんか。
ロサンゼルスでデザインされ、日本でハンドメイドされたこの眼鏡は最高品質の植物性アセテートから丁寧に作られており
洗練されたスターリングシルバーやゴールド、そして非染色のリアルターコイズを使ったジュエリーのような装飾、
アメリカ南西部特有の伝統的な織物や工芸品を彷彿とさせるフィリグリーディテールが施されています。
優雅さ、知性、緻密さを備えたラストフロンティアオプティカルは、あなたが求めていた処方箋です。
ワンダラス アイウェア リゾートでお求めいただけます。
チマヨ織
1540年、コンキスタドール全盛の時代、かのコロナド遠征隊はチュロという品種の羊5,000頭を引き連れて新大陸に上陸しました。
ニューメキシコに辿り着いた入植者たちによってもたらされたこの羊は食糧よりもウールとして重宝されるようになり、チマヨエリアに定着していったと言われています。
その後、1840年にはチマヨの織工たちの手によるチュロのブランケットは特需を迎えます。
リオグランデブランケットというスタイルを確立した彼らの創造性は多くの名声と評価を得ました。
記録によると当時、数万にも及ぶウールブランケットがニューメキシコから輸出されていたとのことです。
ですが、悲しいことにその名声も長くは続きません。
40年にも及ぶ市場拡大ののち、待っていたのはミルのブランケット業界への進出によってもたらされた大打撃でした。
さらに、品種改良された粗悪なウールや質の悪い織機はブランケット自体の価値の急落を招きました。
結果として織工やその作品たちは表舞台から消えてしまいます。
ただ、そのような逆境にもかかわらず彼らは研鑽を怠りませんでした。
細々と家族や友人のためにブランケットを織り続けていたのです！
1900年代初頭、チマヨの織工たちは２本のストライプ、センターの模様で構成された新しいスタイルのブランケットを作り始めます。
リオグランデスタイルを継承しつつ、サルティーヨ文様からの影響を伺わせるストライプ柄を纏ったこのブランケットは一般的なな織り糸を使用し、他のものと質感の差がないにも関わらず独創的なものに仕上がっていました。
ここにチマヨ柄が誕生し、織工たちにとって新たな産業がスタートしたのです。
ジャックマリーマージュはこのように存続してきたチマヨの織工たちと協業してヌメ革を取り入れた独自のウォレット型アイウェアケースを製作しました。
9ヶ月以上もの時間を要した苦心の製作過程はJMMのクラフツマンシップに対する揺るぎない執念を象徴的に示しています。
付属品
カスタムボックス
マグネット開閉式PUレザーカスタムボックス。
シリアルナンバー付きカード、レザーバインディング保証ブックレットが同梱されています。
オリジナル専用セリート
4種のプリントを施したラストフロンティア専用セリートのうち一つが付属されます。
内側には仕上げ用にパイル地クロスを縫い合わせています。
ジャックマリーマージュオリジナルスクリュードライバー
ハンドグリップ付きステンレス製スクリュー。
3種類のドライバーヘッドを付け替え可能（マイナスドライバー、プラスドライバー、T3トルクスドライバー）となっています。
KIRWIN-Dark Havana
THUNDERCLOUD-Rover
CODY-London